包茎手術の主な種類とは

包茎手術の方法にはいくつか種類がありますが、保険で認められているものは「環状切開術」と「背面切開術」だけです。環状切開術というのは、包皮を一回り輪の状態に切り亀頭を出す方法です。一方の背面切開術は、包皮の口にタテ状に切れ目を入れることにより包皮口を広げるやり方です。

これは主に乳幼児に用いられる方法で、成長後に包皮がむけやすくなるのを促す目的があります。治療費も前者と比較して少ない治療費ですむというメリットがあります。

環状切開術はさらに「クランプ」と言われる簡易包茎器具の使用有無や、切除する線をどこにするかによって仕上がりが違ってきます。包茎専門クリニックでも病院の泌尿器科でも基本的な手法は変わりませんが、この組み合わせによって違いが出てくるということになります。

クランプを使用するメリットは不慣れな医師でも比較的簡単に使えることや、出血がしにくいという点が挙げられます。その一方で傷跡が残りやすくなるというデメリットがあります。

なるべく痛みの少ない治療法は

包茎手術を受ける人にとって、一番心配なのが「痛み」ではないでしょうか。クリニックによっては、出来るだけ痛みを少なくするような技術や工夫を用いているところもありますので、事前のカウンセリングなどでしっかり相談してみると良いです。

例えば、最新の麻酔法を用いてスピーディーに無痛麻酔を行えるところもあります。これまでのスプレータイプやテープ式の麻酔の場合は、治療にかかる時間も長くそれだけ患者の負担も大きくなりがちですが、最新式のものはそういった心配なく安心して受けることが出来ます。麻酔が効いてしまえば手術自体は苦痛を伴うことなく終わりますので、あとはアフターケアがしっかりしている病院を選ぶと良いでしょう。

またそれぞれの患者に応じて最適な治療を行ってくれるかも、痛みを少なくする方法として重要です。例えば手術部位の大きさや長さ・形などはそれぞれ異なっていますので、それに配慮した手術を行ってくれるクリニックです。技術が高く痛みに配慮した手術が行えるところなら、見た目の仕上がりまできちんとデザインしてもらえる場合も多くなります。

まとめ

包茎手術を受けようとしている人にとって、一番気になるのが「痛くないのだろうか」という心配です。痛みには麻酔による痛み・手術の痛み・人によっては手術後の痛みなどが伴うことがあります。そのため、麻酔法などには患者の負担が少なくなる方法を用いるなど、痛みを出来るだけ少なくするよう工夫・配慮している病院選びが大切です。

基本となる手術法が同じでも付随する技術の違いや用いる機器によって違ってきますので、カウンセリングなどでしっかり相談をして最適なクリニックを選ぶようにしましょう。